HVの算出

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異業者間両建てを行う際、通貨ペアを決定せねばなりませんが、いちばん大切なことはスワップポイントの大小でしょうか。
もちろんそれもとても大切です。

そこはかとなく眠いわん。。。。


そうね。。。すごく眠そうね。ところで「そこはかとなく」ってすごくっていう意味じゃないからね?なんとなくっていう意味だからねw気持ちはわかるけどね

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優先順位

さて、しかしながら、ぽてとまとはスワップが一番大切なことではないと考えています。
私が思う通貨ペア決定の判断基準順位は次の通りです。


①ヒストリカルボラティリティ(HV)の大小

越えられない壁

②黒字化日数の長短
③スワップポイントの大小

具体例

まずリスクを知る

例としてUSD/TRYを用います。
ドルトルコのHVは以下のようになります。
*計算式は後述

・データ収集時から1年間の相対的HV

10年間のデータに基づいた相対的HV(ヒストリカルボラティリティ):9.4%
5
年間のデータに基づいた相対的HV:7.2%
2
年間のデータに基づいた相対的HV:8.5%
1
年間のデータに基づいた相対的HV:8.5%

・過去5年間の絶対的HV
日足最大値動き:1268pips
週足最大値動き:1851pips
月足最大値動き:2361pips

相対的HVは約8.5%、現在レートは3.5とし、これに基づくと、統計学的には
今後1年間で約68%の確率でレートは3.20~3.80に収まります。
pipsにして約±3000pipsの変動幅です

私はこれを許容すべき年間における最低リスクと考えます。

そして、HVの2倍である±17%つまり、年間±6000pipsの範囲内に値動きは約95%の確率で収まります。

なお、19.8%以上の値動きが1%の確率で起こります。
これが起こるということはなにか大事件(クーデターとか。。。)があった可能性がありますので様子見に徹するのがよいと思われます。

いずれにせよ、この時点で我々の取るべきリスクが確定しました。
まず、リスクを知ること!これが最初にやるべきことです。

その次にリターン

このリスクに対してどれだけのリターンが見込めるのか算出します。
トルコは政情が非常に不安定な国ですので、ここは95%の確率で収まる値動きを想定したほうが賢明だと考えます。

上記から、私でしたら実際に1万通貨のドルトルコを異業者両建てを行う場合、
価格変動に耐えるため約6000pipsの変動にそれぞれの口座が耐えられるよう入金します。
*このとき資金移動よって計±12000pipsの変動に耐えられる計算になります。
新興国通貨の絡まない通貨ペアではここまで過剰な資金管理はしないのですが、
なんぜ最弱通貨トルコリラです。石橋を叩くつもりで設計したほうがよいでしょう。

価格にして今現在のトルコリラ円のレートを33円としたとき、
1pipあたり33円の損益ですので、6000pip×33×2≒396000円を証拠金に上乗せして入金することになります。

何はともあれ、上記のように資金管理を行った場合、年利は8.5%程になるかと思われます。
*待機資金の有無や取引口座によって幅があります。

このように年利とは目指すものではなく、取るべきリスクのなかで算出され自ずと定まるものです。

多くの方が年利を限界ギリギリまで高めることを目指してから、ギャンブルのように大切な資産を切った張ったしてしまいます。
そうしたい気持ちはよくわかりますが、並々ならぬ相場に対する嗅覚や激運を持つ方でなければ、勝ち続けることはできないと思います。

例が一つでは心もとないのでもうひとつ次の記事にて例を上げます。

HVの求め方

①絶対的HV

・日足、週足、月足それぞれの10年くらいの為替データを拾ってきます。
・そして、ローソク足あたりの前日比を計算します。(当日-前日です!)
・計算した前日比を絶対値にします。(エクセル:ABS関数)
・期間中最大の前日比を導きます。(エクセル:MAX関数)
・日足、週足、月足の最大前日比を見比べ、資金管理の設計の物差にします。

②相対的HV

・調べたい期間の日足データをひろってくる。
・期間中の全ての前日比を求める。(当日÷前日です!)
・エクセルにて以下の式に値を代入
=STDEVP(最初の前日比:最後の前日比)*SQRT(250)

これで以後、1年間のHVが占えます。
これがとるべき最低リスクであり、そのリスクを上回った場合、資金移動、決済を検討することになると思います。

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コメント

  1. 大王 より:

    大王です。
    この記事いいですね~。
    非常に勉強になります。

    特に黒字化日数の記事楽しみしています。
    特にドルトルコが知りたいです。
    トルコ円でのサヤドリはプラスになるまで時間がかかりましたので・・・

    • potetomato より:

      大王様!!
      コメントありがとうございます。

      実は下のURLにてすでに黒字化日数について触れております。ご参考にして下さい。
      http://lowrisk.info/?p=531

      その前に釈迦に説法かもしれませぬが、スプレッドについてこの場を借りて語らせて頂きます。

      トルコ円はヒロセ通商で4.9pips、マネースクエアジャパンでは11pipsくらいだったでしょうか(手数料入れて)
      これに基づいて計算しますと、1万通貨の両建てでスプレッドは円換算で
      約16pips×100円=1600円になります。
      これを1日あたりのスワップの利鞘、115−71 = 44円で割ります。
      そうすると37日かかる計算になります。

      次にドルトルコですが買い口座と売り口座のスプレッドを合計するとざっくりと40~50pipsといったところです。
      この時点で皆様は、ドン引きされてしまうようですね。
      ぱっとみはトルコ円の3倍位になりますからね。

      しかし、ドルトルコとトルコ円は1pipあたりの価格が異なります。
      クロス円はもれなく1万通貨当たり100円ですが、それ以外の通貨ペアは右側の通貨と円の交換レートになります。

      ドルトルコだと右側はTRYですので、今だと1pipあたり33〜34円になります。
      したがって、ドルトルコ1万通貨のスプレッドを円換算すると1320~1700円になります。

      よって、これを1日あたりのスワップの利鞘、210−117 = 93円で割ると、15~19日となります。
      トルコ円の半分以下に収まる場合がありかなり魅力的ですね!!

      以上になります!
      (あ、全てここで語ってしまったwww)